ゴッホ・モネ・ルノワールも全作品撮影OK!デトロイト美術館展、上野の森美術館で開催

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「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」が10月7日(金)より東京・上野の森美術館にて開催されます。豊田市美術館、大阪市立美術館での開催に続き、待ちに待った東京での開催となります。ゴッホやモネ、ピカソ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ドガなど、ヨーロッパ近代絵画の巨匠たちの絵画52作品が一挙に集結。傑作中の傑作をこの目で見るチャンスです。

デトロイト美術館について

1885年に創立されたデトロイト美術館は、フォードやクライスラー、ゼネラルモーターズなど自動車産業で発展したデトロイトにあります。コレクションは全米でも上位6館に入るほどの規模です。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館でした。

デトロイト美術館内観 アメリカ・デトロイト美術館内
The Rivera Court  Photo by Salwan Georges

デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~とは?

グラジオラス クロード・モネ c.1876 City of Detroit Purchase

デトロイト美術館展では、印象派からはモネの「グラジオラス」やルノワールの「座る浴女」、ポスト印象派からはゴッホの「自画像」などが展示されます。また、20世紀のドイツ絵画では作曲家グスタフ・マーラーの元恋人のオスカー・ココシュカが描いた「エルサレムの眺め」や、エルンスト・ルードヴィヒ・キルヒナーの「月下の冬景色」。20世紀のフランス絵画ではマティスの「窓」、ピカソの「読書する女性」など傑作の中から選りすぐりの作品が展示されます。52作品と展示数は決して多いとは言えませんが、全て見応えのある作品ばかりです。最初から最後まで心地良い緊張感を持って楽しめるでしょう。

全作品写真撮影OK

米国のデトロイト美術館と同じく、全作品写真撮影が許可されています。期間や曜日、時間帯により制限がありますが、今までの美術展にはなかった新たな試みです。

第1章「印象派」後期印象派の巨匠たちの名画が一堂に集結

展覧会の入口から始まる第1章は、印象派を代表するルノワールやモネ、ドガらの作品が展示されています。変貌を遂げるパリの街並みや、カフェなど市民の日常の一場面が描かれた作品です。

第2章「ポスト印象派」日本初上陸作品が登場

自画像 フィンセント・ファン・ゴッホ 1887 City of Detroit Purchase

自画像を多く描き続けたゴッホ。オランダからパリに出てきたばかりの頃、モデルを雇うお金もなく友達もいなかったためです。お馴染みの自画像に加え、日本初上陸の「オーワーズ川の岸辺、オーヴェールにて」が紹介されます。注目したいのは、ポール・セザンヌの「画家の婦人」です。額に入っておらず、立体感が楽しめます。等身大でまるで生きているように見える作品です。

第3章「20世紀のドイツ画家」鮮やかな色合いの芸術作品を展示

月下の冬景色 エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー 1919
Gift of Curt Valentin in memory of
the artist on the occasion of
Dr. William R. Valentiner's 60th birthday

エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーは、ナチス・ドイツにより「退廃芸術」と非難され最後は自ら命を絶ちました。「月下の冬景色」は、強い不眠症に悩みながらもアトリエの窓から目にする風景が描かれた作品です。エピソードを思いながら鑑賞すると心に響いてくるでしょう。オスカー・ココシュカの「エルベ川、ドレスデン近郊」は日本初公開です。

第4章「20世紀のフランス絵画」独特のスタイルで描かれた絵画たち

 窓 アンリ・マティス 1916 City of Detroit Purchase

アンリ・マティスの「窓」は、食卓やリビングに飾りたくなるような作品です。名画のある日常への憧れを募らせるでしょう。ピカソの「読書する女性」のモデルは、当時ピカソの恋人だった画家のドラ・マールです。テーブルに置かれた彼女の手やデフォルメされた顔をみると、ピカソとドラの距離感が伝わってきます。

デトロイト美術館のナビゲーターは女優・鈴木京香さん

女優の鈴木京香さんは、月に2回ほど美術館に通うアート好きです。デトロイト美術館では音声ガイドを担当します。

触れる絵画が東京展に登場

最新鋭のインクジェット技術が駆使されたポスター型の複製画「触れる絵画」が、東京展のミュージアムショップに登場予定です。ゴッホの筆使いをその手で感じられます。

東京展のイベント

会期中はデトロイト美術館をより深く知り、楽しめるイベントが実施されます。

デトロイト美術館館長 記念講演会

2015年よりデトロイト美術館の館長に就任したサルバドール・サロースト=ポンス氏による講演会が実施されます。館長の視点からこの「デトロイト美術館展」の展示内容や作品について紹介します。

日時:10月8日(土)11:00~12:00(10:30より受付)
会場:日本芸術院(上野の森美術館となり)
料金:無料 ただしデトロイト美術館展鑑賞券(半券可)が必要。当日10:00より上野の森美術館正面で整理券が配布されます。

「デトロイト美術館展」監修 千足伸行講演会

デトロイト美術館展の監修を務めた千足氏が、監修者の視点から展覧会の見どころやポイントについて紹介します。

日時:10月29日(土)14:00~15:00(10:30より受付)
会場:東京都美術館 講堂(上野の森美術館より徒歩5分)
料金:無料 ただしデトロイト美術館展鑑賞券(半券可)が必要。当日10:00より上野の森美術館正面で整理券が配布されます。

作家 原田マハ ギャラリートーク付特別鑑賞会

小説「デトロイト美術館の奇跡」の執筆者・原田マハ氏によるプライベートギャラリートークと、図録、お土産がセットになった人数限定の鑑賞会です。

日時:10月30日(日)17:00~20:00
会場:上野の森美術館
料金:4,500円(税込) ※図録、お土産付き
販売:チケットぴあ、フジテレビダイレクト
販売期間:販売中~ ※予定枚数に達し次第販売終了
【ギャラリートーク】
1回目/17:30~18:15
2回目/18:30~19:15
貸切鑑賞時間内に2回ギャラリートークを行います。参加できるのはどちらか1回になります。

イベント詳細

名称:デトロイト美術館展 東京展
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
アクセス:上野駅から徒歩約3分
会期:2016年10月7日(金)~2017年1月21日(土)
開催時間:9:30~16:30 ※毎週金曜日は9:30~20:00、入場は閉館の30分前まで
休館日:2016年10月21日(金)
料金:一般1,600円(1,400円)、高・大学生1,200円(1,000円)、小・中学生600円(500円)※()内は前売り券
グッズ付き、図録付き前売り券は10月6日(木)まで販売
公式サイト:http://www.detroit2016.com/

楽屋の踊り子たち エドガー・ドガ c.1879 City of Detroit Purchase
座る浴女 ピエール・オーギュスト・ルノワール 1903-1906
Bequest of Robert H. Tannahill
サント=ヴィクトワール山 ポール・セザンヌ c.1904-1906
Bequest of Robert H. Tannahill
自画像 ポール・ゴーギャン c.1893
Gift of Robert H. Tannahill
女の肖像 アメデオ・モディリアーニ 1917-1920
City of Detroit Purchase

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