時空を超えた琳派作品の共演!「琳派 京を彩る」10月10日より京都国立博物館で開催

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京都、東山七条にある京都国立博物館では、10月10日(土)~11月23日(月・祝)に、琳派誕生400年記念特別展覧会として、「琳派 京(みやこ)を彩る」が開催されます。本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一と琳派を代表する作品が一堂に会します。

国宝 風神雷神図屏風
俵屋宗達筆
京都・建仁寺蔵
展示期間:全期間

「琳派 京を彩る」展とは?

桃山時代後期から江戸時代にかけの日本美術を支えた「琳派」。京都の地で生まれ、京都の地で育まれた琳派ですが、今まで京都で本格的な展覧会は1度も開催されたことはありませんでした。「琳派 京を彩る」展は、京都で初めて開かれる、大規模な琳派の展覧会として注目を集めています。

日本を代表する流派「琳派」とは?

今から400年前の1615年に京都洛北・鷹峯の地に、京都の有力な町衆だった本阿弥光悦が徳川家康から土地を拝領し、工芸を家業とする親類縁者を集め芸術家の村「光悦村」を作ったことが「琳派」の始まりとされています。琳派を代表する画家・俵屋宗達は、光悦と共に草創期の琳派を盛り立てた人物です。
しかし琳派というのは組織の名称ではなく、宗達の死後、100年ほど後に絵師として活躍した尾形光琳の「琳」の字を取り、近代の研究者たちが作った名称です。尾方家は俵屋宗達と親類関係にあり、光琳の作品は宗達からの影響を強烈に受けています。そして、光琳のおよそ100年後は酒井抱一。このように世代を超えて脈々と受け継がれる芸術様式のことを「琳派」と総称します。

時空を超えた共演「風神雷神図屏風」

「琳派」を代表する尾形光琳の代表作は国の重要文化財「風神雷神図屏風」。これは、宗達の「風神雷神図屏風」を見た光琳が深い感銘を受け、模写したものです。このように琳派の画家たちは、図様を模写という経験に基づいて継承していきました。特別展「琳派 京都を彩る」では、宗達、光琳、抱一がそれぞれ描いた「風神雷神図屏風」が時空を超えて共演します。なお、3作品を同時に鑑賞できるのは10月27日(火)~11月8日(日)の期間だけです。気になる方は、早めに行くことをおすすめします。

様々なジャンルの琳派作品を鑑賞しよう

今回は琳派誕生400年の節目となる大規模な展覧会です。尾形光琳作、国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をはじめ、国宝5件、重文36件が並びます。絵画、書、陶芸、漆芸や染織など多彩なジャンルの琳派作品を鑑賞することができるまたとない機会。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■展覧会詳細
名称:琳派誕生400周年記念 特別展覧会「琳派 京を彩る」
会期:10月10日(土)〜11月23日(月・祝) 
   ※会期中、一部作品の展示替あり。
    主な展示替 前期10月10日(土)〜11月1日(日) 
                            後期11月3日(火・祝)〜11月23日(水・祝)
会場:京都国立博物館 平成知新館
場所:京都市東山区茶屋町527
開館時間:9:30〜18:00 ※金曜日は20:00まで
休館日:月曜日 ※ただし10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、10月13日(火)は休館
料金:一般 1,500円(1,300円)大学生 1,200円(1,000円)高校生 900円(700円)
   ※()内は前売、団体料金
    前売りペアチケット、「風神雷神」チケット 2,400円
公式HP:http://rinpa.exhn.jp/(特設HP)
     http://www.kyohaku.go.jp/eng/index.html(博物館HP)


重要文化財 唐獅子図杉戸
俵屋宗達筆
京都・養源院蔵
展示期間:全期間
重要文化財 孔雀立葵図屏風
尾形光琳筆
展示期間:10/10~10/25
重要文化財 舞楽図屏風
俵屋宗達筆
京都・醍醐寺蔵
展示期間:10/14~10/25
国宝 舟橋蒔絵硯箱
本阿弥光悦作
東京国立博物館蔵
展示期間:10/10~10/25
国宝 蓮池水禽図
俵屋宗達筆
京都国立博物館蔵
展示期間:全期間
国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱
尾形光琳作
東京国立博物館蔵
展示期間:11/3~11/23
八橋図屏風(右隻)
酒井抱一筆
東京・出光美術館蔵
展示期間:10/10~11/1
八橋図屏風(左隻)
酒井抱一筆
東京・出光美術館蔵
展示期間:10/10~11/1

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