写真家・田原桂一とダンサー・田中泯が創り上げる《光と身体》のフォトセッション「光合成」

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紅葉特集2017

一貫して《光》の探究を続け、本年6月に惜しまれつつ世を去った写真家・田原桂一と、世界的に活躍するダンサー・田中泯とのコラボレーションとなる展覧会「光合成」が、原美術館で開催されます。2017年9月9日(土)~12月24日(日)の会期中には、田中泯によるパフォーマンス「オドリ」が、3回にわたって実施されます。

Bordeaux-11 1980 105×159 cm ©Keiichi Tahara

写真家・田原桂一とダンサー・田中泯の、たぐいまれなるコラボレーション

その《場》の光や空気を受け止め自らの身体で表現する田中泯。その姿を、色彩を一切排して純粋に光と影の織り成す鮮烈なイメージへと昇華させる田原桂一。二人の表現者が切り結んで創り出した、緊張感あふれる美しさは、見る人を圧倒します。
今回の展覧会では、1978~80年に撮影したものから41点、2016年撮影の新作から5点、計・写真作品46点の作品が展示されます(すべてモノクローム)。

田原桂一(たはら けいいち)

田原桂一 ©T. Minamoto

1951年京都府出身。フランス・アルル国際写真フェスティバル新人大賞(1977)、木村伊兵衛写真賞(1985)、フランス芸術文化勲章シュバリエ(1993)など受賞多数。写真だけでなく、《光》を探究する延長で彫刻・環境造形も手がけ、2004年に東京都庭園美術館で「田原桂一 光の彫刻」展を開催。2017年、チェコ・プラハ国立美術館で個展「Photosynthesis1978-1980」を開催。2017年没。
http://www.keiichi-tahara.com/

田中泯(たなか みん)

田中泯 ©Madada Inc.

1945年東京都出身。クラシックバレエとモダンダンスを学び、1974年から独自のダンス・身体表現を追究。1978年以降海外でも活躍、高い評価を得る。1985年山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を継続中。映画「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督、2002)以降、俳優としても活動。著書に「僕はずっと裸だった」(2011)、「意身伝心」(2013)など。フランス芸術文化勲章シュバリエ(1990)他受賞多数。
http://www.min-tanaka.com/

ふたりの出逢い~今回の展覧会開催に至るまで

Island-11 1980 159×105 cm
©Keiichi Tahara

1971年、20歳で渡仏した田原桂一は、日本の光とは異質なヨーロッパの光に出会い、衝撃を受けました。そして《光》そのものを探究するため、パリを拠点に写真(=Photography 直訳:光で描く絵)を撮り続け、高い評価を得ました。
一方、1960年代にモダン・ダンサーとして活動を始めた田中泯は、1974年、独自の舞踊を求めて活動の幅を広げ、そのユニークな身体表現で注目されました。

Paris-4 1978 31×47 cm
©Keiichi Tahara

1978年秋、パリで邂逅した二人は《光と身体の関係性》の探究を始めます。ヨーロッパ、アメリカ、そして日本。さまざまな都市や大自然の場と切り結び、異なる光や大気や季節に反応するダンサーを、写真家がイメージに焼き付ける――この濃密なフォトセッションは、1980年まで続きます。しかし、生み出された写真は何故か発表されることなく、筐底に秘められたまま歳月が流れました。

New York-1 1978 31×47 cm
©Keiichi Tahara

2016年、それぞれキャリアを積み重ねてきた二人は《原点回帰》を決め、過去のコラボレーションを写真集「Photosynthesis 1978-1980」(発行:スーパーラボ)にまとめると同時に、36年ぶりにフォトセッションを再開、新作を撮りはじめました。

2017年6月、田原桂一は病のため他界。亡くなる直前まで、本展の準備に力を注いでいたといいます。
今回展示する写真作品46点は、田中泯との類まれなコラボレーション(1978~80年および2016年)の中から選び抜いたもので、展覧会という形としては、日本初公開となります。

コラボレーションの締めくくりとしての、ソロパフォーマンス

本展の会期中、田中泯は二人のコラボレーションの締めくくりとして、ダンスパフォーマンスをおこないます。原美術館でのパフォーマンスは、「第5回ハラアニュアル展」(1985)以来。実に32年ぶりとなります。

【展覧会概要】

展覧会名:田原桂一「光合成」with 田中泯
会期:2017年9月9日(土)~12月24日(日)
会場:原美術館
所在地:東京都品川区北品川4-7-25
開館時間:11:00~17:00(祝日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜(祝日にあたる9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
入館料::一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20 名以上の団体は一人 100円引
電話:03-3445-0651(代表)
公式サイト:http://www.haramuseum.or.jp

【関連イベント】

田中泯 オドリ
第1回 9月30日(土)予約受付開始 9月12日(火)11:00~
第2回 11月18日(土)予約受付開始 10月31日(火)11:00~
第3回 12月23日(土・祝)予約受付開始 12月5日(火)11:00~

*各回共通
会場:原美術館 中庭(晴雨にかかわらず)
開場:18:00(開演まで展示を鑑賞できます/17:00 ~18:00は準備のため閉館)
開演:19:00
参加費:3,000円(1人1回・入館料込)、原美術館メンバー及び同伴者1名まで2,000円

event@haramuseum.or.jpにメールにて申し込み:
※件名に「イベント申込み:●月●日 田中泯 オドリ」、本文に氏名、連絡先電話番号、同伴者数。美術館からの返信をもって、予約完了となります。
※申し込み先着順。定員になり次第締め切り。
※複数の公演への一括申し込みは出来ません、各回個別に申しこんでください。
※晴天・雨天いずれの場合も屋外(中庭)で行います。屋外オールスタンディング(立ち見)での鑑賞となります。

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