エヴァ、シン・ゴジラの貴重資料も!「スタジオカラー10周年展」詳細レポート

  • 2003 |
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2016年11月23日(水・祝)から30日(水)の8日間、ラフォーレミュージアム原宿にて「株式会社カラー10 周年記念展~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー」が開催されます。庵野秀明氏率いるスタジオカラー初となる展覧会です。大注目の展示を早速取材してきました。

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「スタジオカラー」とは?

放映開始から20年を経た今も多くのファンを持つ「エヴァンゲリオン」シリーズ。TVシリーズ放映時より監督を務めている庵野秀明氏が代表となり設立したのが、映像企画・制作会社である株式会社カラーです。展覧会のコピーにも入っている「スタジオカラー」は、株式会社カラー内のアニメ制作に携わるスタジオ部門です。これまでに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなどの制作を行ってきました。今回の展覧会では、株式会社カラー、そしてスタジオカラーの濃密な10年間をたどります。

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ファン垂涎!貴重な資料が300点超!

この展覧会では、ファン必見の資料が多数展示されています。その数なんと300点超!どれもこれもじっくりと見たくなるものばかりです。
入り口から順番に見ていきましょう!

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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの貴重原画・資料

ヱヴァンゲリヲン新劇場版「序」「破」「Q」の原画

まず入って広がるのは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界。

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2007年公開の「序」、2009年公開の「破」、2012年公開の「Q」の順に展示が行われています。

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作品の世界観を反映するように、背景の色が異なっています。

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原画は額に入ったものと、アクリル板に挟まれたものがあります。

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ここで注目したいのは、アクリル板に挟まれた原画。これはほとんどが今回の展示会で初公開のものなのだそうです。

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第3新東京市の街並みも細かく描き込まれています。

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「Q」のこのシーン、覚えている人も多いのでは?

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もちろん額の中に入った原画も貴重なものばかり。こちらは「破」のもの。シンジやアスカの顔のアップが印象的です。

宇多田ヒカル「桜流し(ヱヴァ:Qバージョン)」のミュージックビデオ

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期間限定で公開されていた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマソング、「桜流し」のミュージックビデオ上映も行われています。宇多田ヒカルの歌声と映像がシンクロし、新たな魅力を生み出しているように感じられます。

年表で見るヱヴァ

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こちらのコーナーには、年号とともに原画が展示されています。少しずつ変化する絵をじっくりと比べてみるのもまた楽しみです。

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「序」のポスターにも使われていたイメージ。覚えている人も多いのでは?

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作品集の表紙などに使われた美麗なカラー原画も必見です。

妻・安野モヨコが描く庵野秀明とスタジオカラー

庵野氏の妻は人気漫画家・安野モヨコです。彼女の作品の一つに庵野監督のとの私生活を描いた「監督不行届」があります。今回の展覧会のために安野モヨコが書き下ろしたのが、番外編である「おおきなカブ(株)」。庵野氏がカラーを設立してから現在までの10年間がコミカルに描かれます。

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マンガの原画はもちろん、このマンガをスタジオカラーがアニメにしたものが上映されています。

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この話の中で庵野氏は「おじいさん」として描かれるのですが、かの有名監督が「超・おじいさん」として登場したりと、クスリと笑える作品になっています。

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このアニメのための設定資料も展示されています。

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こちらは漫画的なコミカルな絵ではなく、写実的に描かれた庵野氏。妻の前だから見せている穏やかな表情にも注目です。

小さくても大迫力!「シン・ゴジラ」の雛形

2016年、大ヒットとなった「シン・ゴジラ」。その第2、第3、第4形態の雛形が展示されています。

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ネットでは「蒲田くん」と呼ばれている第2形態。サイズは小さいですが、禍々しいオーラが湧き出しているようです。

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第3形態。こちらは巷では「品川くん」と呼ばれています。まだ腕が小さく、立ち上がったばかりの様子がよくわかります。

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そして人類を脅かす第4形態。いずれもものすごい迫力がこちらに伝わってきます!実際の映画ではすべてCGで描かれていますが、CGを作成する前にこちらの雛形を作成したのだそうです。

特撮アーカイブ

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スタジオカラーでは、文化事業の一環として過去の特撮資料の保存、アーカイブを進めています。ここにはその一部が展示されています。

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「巨神兵東京に現わる」に使用された特撮模型もあります。今にも動き出しそう!

日本アニメ(ーター)見本市

スタジオカラーとドワンゴの共同企画として、ネット上に発表された数々の作品。この企画の題字を描いたのが巨匠・宮崎駿です。

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宮崎監督直筆の原画も。「つづく」を何度か描いたところも気になりますね!

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このコーナーには「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可」や「旅のロボから」などの原画が展示されています。

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決して広くはないスペースに、ぎっしりとカラーの魅力が詰まった展示でした!

庵野秀明氏インタビュー

この展覧会開催にあたって、庵野秀明氏への取材も行われました。

記念展の「過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー」というコピーには、まずカラーの代表作がエヴァであり、この作品抜きには会社について語れないということ。そしてスタジオカラーという現在が積み重なって過去を作っていて、これからのエヴァもスタジオカラーが作っていく、という意味が込められているのだそうです。

展覧会の見どころとして、この展覧会の展示物がほとんど「絵」であることに触れ、絵の素晴らしさ、原点のようなものに触れてもらいたいとも語っていました。また、エヴァの最新作はいつ出るのか?という質問には「頑張っています」との答え。「Q」を作った後は全て出し切ってしまい、もう何も生み出せない…という状況だったところから、徐々に庵野氏の中に生み出す力が戻ってきているようです。「東京オリンピックまでに見れますか?」という質問には笑顔で言葉を濁していましたが、新作が見られる日を待ちたいですね!

来場者全員に記念冊子をプレゼント

株式会社カラーの10周年を記念して制作された小冊子が、来場者特典として全員に配布されます。カラーの社歴や庵野氏、取締役の鶴巻氏のインタビュー、安野モヨコ氏描き下ろしのマンガ「よい子のれきしえほん おおきなカブ(株)」などがぎっしり掲載された、フルカラー88ページの充実の内容です。

こちらの小冊子は、展覧会終了後に通信販売を予定しているそう。(本体無料、送料のみ)詳細は決まり次第、株式会社カラーの公式サイトで告知されます。

会場限定オリジナルグッズ

物販コーナーには、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラ関連のグッズがずらり。ここでしか手に入らないオリジナルグッズもあります。

メインビジュアルがプリントされたバームクーヘンや、安野モヨコイラストの缶バッジ、ポストカードなどはこの展覧会の限定品。

シン・ゴジラの名セリフがエヴァ風に表現された缶バッジやキーホルダーも!あ、これこのシーン…なんて見た人同士で会話が弾みそうです。

 

会期は8日間とかなり短い期間ですが、ファンなら絶対予定を合わせて見に行ってほしい!といえる充実の内容でした!今後の庵野氏、スタジオカラーの活躍にもますます注目です。

開催概要
名称:株式会社カラー10 周年記念展~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー
会場:ラフォーレミュージアム原宿(東京都渋谷区神宮前1丁目11−6 ラフォーレ原宿6階)
期間:2016年11月23日(祝・水)~11月30日(水)の計8日間
時間:11:00~21:00 (最終入場は20:00)
※場内の混在状況によっては入場が制限される場合があります
URL:http://www.khara.co.jp/
料金:500円 (税込)
当日券購入方法:11月23日(祝・水)よりラフォーレミュージアム会場入り口での販売
問い合わせ先:03-6712-7839 株式会社カラー10年記念展事務局(平日 10:00~18:00)

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