「東海道五十三次」全55図を一挙展示!箱根・岡田美術館で開催の特別展が見逃せない!

  • 2005 |
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神奈川県・箱根にある岡田美術館にて、2016年12月23日(金・祝)から2017年4月2日(日)まで、特別展「美術館で巡る 東海道五十三次の旅 ―広重の版画を中心に―」が開催されます。収蔵する「東海道五十三次」の全55図が初公開されるとあって、アートファン、浮世絵ファンは必見の展覧会です。東海道最大の難所として知られた箱根に位置する岡田美術館で、「東海道五十三次」と名所の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

収蔵全55図を初展示!「美術館で巡る 東海道五十三次の旅」

歌川広重 「東海道五十三次 箱根」(湖水図) 天保4年~5年(1833~34) 岡田美術館蔵

特別展「美術館で巡る 東海道五十三次の旅 ―広重の版画を中心に―」では、風景版画の傑作として名高い歌川広重の「東海道五十三次」(保永堂版)全55図を一挙展示。さらに、各宿場に関連する絵画や工芸作品が併せて展示されます。館内を巡りながら、かつての東海道五十三次の旅を満喫できる内容となっています。

特別展の見どころをご紹介!

歌川広重「東海道五十三次」(保永堂版)を一挙公開

歌川広重 「東海道五十三次 日本橋」(朝之景) 天保4年~5年(1833~34) 岡田美術館蔵

今回の展示の目玉は、初公開となる「東海道五十三次」(保永堂版)です。歌川広重(1797~1858)によって手掛けられた浮世絵版画で、53の宿場に日本橋(江戸)と三条大橋(京都)を加えた 55図から構成されています。天保4年から 5 年(1833~34)にかけて出版されたと考えられており、東海道を旅する人々や、その美しい風景を生き生きと表した傑作です。日本橋から三条大橋までの全てが揃って展示される貴重な機会なので、見逃せません。

保永堂版「東海道五十三次」とは?

歌川広重 「東海道五十三次 蒲原」(夜之雪) 天保4年~5年(1833~34) 岡田美術館蔵

江戸時代、浮世絵は「版元(はんもと)」が企画立てをし、出版することが主流でした。版元とは絵師、摺師、彫師へ仕事を依頼し、全体を統括する、いわゆる、プロデューサーのような役割です。広重は生涯に20種を超える東海道シリーズを制作しました。中でも、この保永堂(竹内孫八)が中心となって出版した「東海道五十三次」は、情趣に富んだ風景描写や、親しみあふれる人物表現などに優れ、高い評価を得ています。
この爆発的な成功がきっかけで、広重は人気浮世絵師の仲間入りを果たしたことから、保永堂版は風景画家・広重の出世作として重要な位置を占めています。

箱根の岡田美術館で、地域の歴史に思いを馳せよう

前田青邨 「真鶴之浜」(部分) 昭和44 年(1969) 岡田美術館蔵

今回の展示では、箱根および近隣の小田原にゆかりのある作品も集合。この地域が歴史的にどのように評価され、表現されてきたかを辿ります。箱根に位置する岡田美術館ならではの企画となっています。

東海道に関連する作品を同時展示!美術館で旅気分を楽しめる

池田孤邨 「燕子花・八橋図屏風」(左隻・部分) 江戸時代 19 世紀 岡田美術館蔵

また、東海道の各宿場にちなんだ作品も併せて展示します。出版された当時から旅のガイドブックであったと同時に、手軽に旅気分を味わえる道具でもあった「東海道五十三次」。会場を巡り、作品を眺め、時空を超えた旅に出発しましょう。

常設展示や新春特別展示にも注目!

岡田美術館では、特別展示のほかに、常設展示も併せて鑑賞できるのが魅力です。中国・韓国の陶磁器や青銅器、日本の土偶や埴輪などの考古遺品、日本の陶磁器、絵画や漆芸、仏教美術など、常時約450点の美術品が並び、古代から現代までの日本・東洋の多彩な美の世界を堪能できます。

横山大観 「霊峰一文字」(部分) 大正15年(1926) 岡田美術館蔵

また、新春特別展示として、横山大観「霊峰一文字」の 1年半ぶりの特別公開が決定。長さ約 9m にも及ぶ横山大観の富士の名画で、新年のおめでたい気分が盛り上がること間違いありません。

併設の足湯カフェでほっこり

岡田美術館併設の足湯カフェに、2016年12月23日(金・祝)~2017年4月2日(日)の間、手ぶらで気軽に足湯を楽しめる朝だけのお得なセットが登場します。このセットは、「美術館見学をする時間はないけれど、足湯だけでも浸かってみたい」というニーズに応えたもの。料金は、足湯入湯料(500 円税込)にタオルとコーヒーがついて、1,000円(税込)です。風神・雷神の大壁画「風・刻(とき)」を鑑賞しながら、足湯で癒されてみてはいかが。

なお、美術館に入館した方は、入湯料無料で足湯を利用できます。東海道五十三次の旅を楽しんだ後には、ぜひ立ち寄ってみてください。

イベント詳細
名称:美術館で巡る 東海道五十三次の旅 ― 広重の版画を中心に ―
会場:岡田美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷 493-1
会期:2016年12月23日(金・祝)~2017年4月2日(日)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:2016年12月31日(土)、2017年1月1日(日)
入館料:一般・大学生 2,800円、小中高生 1,800円
公式サイト:http://www.okada-museum.com/

足湯カフェ詳細
開催期間:2016年12月23日(金・祝)~2017年4月2日(日)
対象時間:9:00~11:00 ※上記以外の時間であれば、同セットは通常価格(1,200 円税込)にて利用できます。
内容:足湯入湯料、タオル、コーヒー ※ご希望の方にはブランケット無料貸し出し
価格 1,000 円税込(通常 1,200 円税込)
※美術館に入館した方は入湯料無料で足湯を利用できます。

画像提供:岡田美術館
※画像・写真の無断転載を禁じます。

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