「 ピーターラビット展」詳細レポート!貴重な原画と資料でピーターラビットの世界を堪能

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ピーターラビットの展覧会「ビアトリクス・ポター™ 生誕150周年 ピーターラビット™展」が、渋谷区道玄坂にあるBunkamura ザ・ミュージアムで開催されています。東京での開催期間は、2016年8月9日(火)から10月11日(火)まで。気になる展示の詳細を、asoview!NEWS編集部員がさっそくレポートします!

世界中で愛されるピーターラビット、国内最大規模の展覧会

世界中の人々から愛され続ける「ピーターラビット」。今回の展覧会は、ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念して開催されるものです。ピーターラビットの展覧会としては国内最大規模。英国ナショナル・トラストが所蔵する絵本の自筆原画やスケッチ、彼女の愛用品など200点以上の作品や資料が出品されます。ほとんどが日本初公開の貴重な品々、ファンならずとも必見です!


開催されるのは、渋谷区道玄坂にあるBunkamura ザ・ミュージアムです。それでは、早速中に入ってみましょう。

入り口へすすむと、大きな門の奥に湖水地方の風景が広がります。絵本の世界にはいりこんでしまいそうで、ワクワクしてきました。

CHAPTER 1(第1章)ピーターラビットの原点に迫る

ピーターラビットの原点はどこにあるのでしょうか?第1章では1901年、自費出版された『ピーターラビットのおはなし』(私家版)の全原画44枚が、日本で初めて一挙に公開されます。100年以上を経てなお色褪せない、ピーターラビットたちの物語をじっくりと読み解き、物語を知っている人も、知らない人も楽しめる構成になっています。

ピーターラビットの誕生

いたずら好きのピーターのモデルになったのは、ビクトリクスが26歳からの9年間、家族のように過ごしたウサギの「ピーター・ハイパー」です。ビアトリクスが描いたピーターの素画が展示されています。

その後、34歳のビアトリクスは、以前自分が送った4匹の小ウサギの物語の絵手紙を元にして、絵本として出版しようと考えます。この絵手紙こそが後に『ピーターラビットのおはなし』になったそうです。あの有名な、ピーターがカモミールの煎じ薬を飲んでいるシーンもありました!

圧巻の全原画44枚を堪能

記念すべき私家版「ピーターラビットのおはなし」の初版です。挿絵が白黒のインク画だけなのは、2つの理由があったそう。良質なカラーの挿絵だとコストがかかるということ、そしてウサギ畑の物語は、大半が茶色か緑色なので、色刷りにしなくても良い、と考えたからだそう。

さあ、いよいよ全原画44枚の展示です。館内は作品を傷めないよう、照度がきめこまかく調整されています。

原画がずらり!ストーリーとともに鑑賞することができます。

数々の名場面に、子供の頃読んだ「ピーターラビットのおはなし」を思い出します。

可愛らしい原画と添えられたストーリーに、夢中になってしまいます。

壁にもビアトリクスの絵が!一つ一つ違うので、展示と共に楽しみましょう。

ピーターラビットの絵本シリーズの、キャラクター紹介もありました。こんなにたくさんいるんですね。よーく見ると…ピーターのお父さんが「パイ」になっています…そう、ピーターのお父さんはマクレガーさんの畑で事故に遭い、肉のパイにされてしまったんですよね。

CHAPTER 2(第2章)ビアトリクスがつくりあげた絵本の魅力

第2章では、ビアトリクス・ポターが描いた水彩の自筆原画やスケッチ、草稿が公開されます。自然豊かな湖水地方の田園を舞台に、ピーターラビットをはじめとした動物たちが繰り広げるのどかで、ちょっとユーモラスな世界に引き込まれます。絵本の世界の魅力について深く探ってみましょう。

ビアトリクス・ポターの世界観

「グロースターの仕たて屋」の草稿です。

「リスのナトキン」のスケッチブック画です。挿絵に描かれたダーウェント湖、フクロウ島のモデルになったセント・ハーバート島などがスケッチされています。

隣には「りすのナトキンのおはなし」の絵も展示されていました。

ピーターのいとこ、ベンジャミンです。ベンジャミンのモデルは、ビアトリクスがペットとして飼っていたウサギの「ベンジャミン・バウンサー」。大きな帽子は、スコットランドの民族帽子だそうです。どこかで見たことのある絵がたくさんあり、なんだか嬉しくなってきました。

「こわいわるいうさぎのお話」の草稿が展示されています。可愛らしいピンクのケースに飾られていて、ますますピーターラビットの世界がもりあがります。


「こねこのトムのおはなし」の草稿を発見しました。こちらも、サースタウェイト夫妻が実際に飼っていた猫がモデルなんだとか。

「モペットちゃんのおはなし」の表紙絵です。モペットちゃんの瞳がたまらなく可愛い。ケースではなく壁に飾られているので、近くでじっくり堪能することができます。

ピーターラビットの塗り絵もありました。使うのがもったいないほどキュートです。

その他にも、絵本シリーズのコレクションが大集合しています。どこかで見たことのある作品もたくさん。きっと誰もが楽しめるはずです。

ピーターラビットの暦

1929年用『ピーターラビットの暦本』の原画です。なんと、こちらも全て初来日となります。

カレンダーのようなもので、ページの片側に挿絵、もう一方には日にちと曜日、イギリスの暦が記載されています。

自分の誕生日を探してみると…動物たちが木の実を収穫していました。季節でどんどん変わっていく景色が素敵です。

CHAPTER 3(第3章)ビアトリクス・ポターの生涯を知る

ビアトリクス・ポター絵本作家として成功したのちに、幼少期に魅せられた湖水地方へと移り住みます。彼女は絵本作家としてだけではなく、自然保護活動家、農場経営者、商品プロデューサーという多彩な顔を持っていました。第3章では、ビアトリクス・ポターが大切にしていた愛用品やぬいぐるみ、陶磁器などを紹介。ピーターラビットが生み出された環境や、ビアトリクス・ポターの考え方などに触れることができます。

湖水地方の家屋のようなセットが入り口です。

ビアトリクスが大切にしていたデスクです。この机で作品を描いていたのですね。

貴重なシュタイフ社のピーターラビットのぬいぐるみ。1903年、ビアトリクスは手作りでピーターラビットのぬいぐるみを制作し、そのデザインで特許を取得します。ビアトリクスは絵本のキャラクターを使って制作したぬいぐるみの特許をとった最初の人物であるといわれています。

ウエッジウッド社の「ピーターラビット・ナーサリー・ウェア・コレクション」や、グリムウェイズ社の「チャイルド・ウェア・コレクション」がずらり。コレクターにはたまりませんね。他にも、ゆかりある品々がたくさんありますよ。きっと、もっとピーターラビットが好きになるはずです。

 

ビアトリクス・ポターの生涯を偲びながら、展示会を後にします。

音声ガイドはディーン・フジオカさん

音声ガイドをつとめるのは、俳優として一躍人気になったディーン・フジオカさんです。実際にイギリスの湖水地方を訪れた体験をもとに、ピーターラビットの世界を案内してくれます。貸出価格は520円です。(※写真は内覧会時のもの)

見逃せない!限定グッズ

この展覧会でしか手に入らない、オリジナルグッズが多数登場します。

ピーターラビット展公式図録

通常の公式図録と、ディーン・フジオカさんの特典映像付き公式図録の2種類があります。

ピーターラビットのぬいぐるみもあります。お値段は13,000円…けっこう高価ですが、ふわふわのモヘアの質感が愛くるしい!

物語に登場する「赤いハンカチ」を持った、マスコットもありますよ。展示会の記念にいかがでしょうか。ちなみに、お値段は1600円です。

絵本とハンカチがセットになった、展示会限定のスターターセット!この展示会でピーターラビットのファンになっちゃった、という方にオススメしたい一品です。

キュートな缶に入ったお菓子もあります。食べ終わったら、小物入れに使いたい!
文房具やキッチン用品など、他にもグッズがたくさんありました。

ピーターラビットファンならずとも、その世界観に魅了されること間違いありません。ビアトリクス・ポター生誕150周年を記念した今回の展示会、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。

■イベント情報
名称:ビアトリクス・ポター™ 生誕150周年 ピーターラビット™展
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
会 期:2016年8月9日(火)~10月11日(火)※会期中無休
開場時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
入場料金:一般1,400 円(1,200 円)、高大生900円(700 円)、中小学生600円(400円)、親子券1,500円(1,300円)※( )内は20名以上の団体および前売り券の料金
公式サイト:http://www.peterrabbit2016-17.com/

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